2008/09/19

社会に対するお返しを

 最近、無差別の殺傷事件等が多発し、その背景に格差、教育問題等があるとして、その対策等につき種々論議されている中で、ふと昨年末の少年問題シンポジウムが思い出されました。
 同シンポでの警察庁からの報告によると、少年の検挙人員は減少しているものの、依然として成人の検挙率の5倍と高い数値で、その原因は① 大人の拝金主義② インターネットの普及③ 教育力の低下によるもので、特に「家庭のしつけ」とともに、無関心・傍観者層が多いことに問題があるとの指摘がありました。特に興味深かったのは、大阪市大の森田名誉教授が、非行の根本的要員として、従来誰しもが自然に受け止めていた、自分を抑え社会に貢献するといった「滅私奉公型」の社会から、自分を生かす「滅公活私型」社会に移行した
ことにあるとその背景について説明がありました。
 即ち公を軽んじ、私生活を重視することで自分を主張する風潮に流されているというわけです。
 そしてこの現状から脱するには、自己中心的で規範意識のない行動を抑制し
、現在の自由社会の恩恵を受けてい社会の一員として何らかの義務を課すことで、社会的責任を果たすシステムを構築することが必要ではないかと訴えられたことです。
 「社会にお返しする気持ち」が育まれれば「殺すのは誰でも良かった」などといった犯罪の防止にもつながるのでは・・・・・・・。

2008年09月19日 11:40