2007/09/03

重要なのは作品内容の向上 [コラム]

 ここ数年アダルト業界、とりわけパッケージ市場は、長期の不況に襲われる厳しい逆境の下にあります。
 こうした不況に陥った原因は、メディアの多様化等による環境の変化に加え、メーカーの乱立等による価格競争の激化、粗製濫造による質の低下、ネット上での無修正ものの氾濫等にあるといわれています。
 確かに「貧すれば鈍す」のたとえもありますが、不況に伴う制作費の削減、制作意欲の減退等といった悪影響が重なり作品の質的低下が顕著になっているともいわれています。
 先般、かって業界で脚光を浴び、惜しまれつつ引退した大手AVメーカーの元社長が、
 「最近はものづくりへのこだわりがなくなっている」とAV界の現状を批判、慨嘆している記事を目にしました。
 また、最近の一部業界内の傾向として、こうした現状を反省し、「過激さ」のみの競争から脱却し
   ・ 新しいものを生み出す知恵
   ・ 特色あるもの
   ・ クオリティを高める
等の原点回帰がみられます。
 こうした動きは、「作れば儲かる」といった過去から決別し、現下の情勢を認識し、その変化に対応しようとするもので、今後の市場活性化につながる予兆とも感じられます。

2007年09月03日 09:59