2007/07/05

責任転嫁の風潮に思う [コラム]

 昨年来の訪店調査における特異点として、シーシルー、無修正といったいわゆる猥褻商品の陳列が、レンタル・セル店を問わず数多く目につくようになりました。
 こうした状況を反映し、猥褻図画販売目的所持による違法DVD等の取締りによる検挙が、連日のように報じられています。
 また、当会による指導・啓蒙活動の過程において、違法商品を扱うオーナー等に共通していえることは
  ・ この不景気では、裏物を置かなくてはやっていけない
  ・ 取引していた卸が倒産したので、しかたなくカバンヤから買っている
等と話し、自分か違法行為をしているとの反省が全くみられず、少しでも現状を打開しようとする自助努力の気配すら感じられないことです。
 昨今、世間の耳目集めている事案につき、個人の責任を社会の責任に転嫁しているものが余りにも多いことが指弾されています。
 また、こうした現状につき、「戦後に兆しをみせはじめた、悪の原因を社会や組織に求める風潮が、マスコミのリードにより、まん延、肥大化した結果である」と分析するものもあります。
 先の違法商品を扱って恥じることのないショップ等のオーナーの言い訳は、「利を図るためには、法を破るのはいたしかたがなく、悪いのは自分ではなく、こうせざるを得なくした社会にある」との責任転嫁の思想をいみじくも示したものといえます。こうした風潮をなんとか早く終わりにしたいものです。

2007年07月05日 10:04