2007/01/30
ネット犯罪におとり捜査
インターネットワークの発展は圧倒的に利便性を向上させました。しかし、その反面、ネット上には猥褻、残虐画像の他、覚醒剤販売などの、違法・有害情報が氾濫し、放置できない状況下にあるのも事実です。
昨年1年間のサイバー犯罪の摘発件数は、前年比1.5倍の3,161件に及び特にネットオークションを利用した詐欺的犯罪が目立っています。
当会でもオークションサイト運営者に削除要請した海賊版DVDが、本年1~10月の統計で既に1万2,000枚を超えていますが、それでも一向に減少の気配はありません。
こうした状況に対処するため、警察庁はこのほど各都道府県警察に「おとり捜査」を積極的に活用し、取締りを強化する旨の通達を発しました。
おとり捜査とは、捜査機関が身分や目的を隠して犯罪の実行を働きかけて摘発する手法で、一定の条件付で認められているものです。
この捜査手法は、猥褻DVDの販売や偽ブランド品のオークションなど、一部の事件で既に使われていましたが、この手法に抵抗を感じ、躊躇する捜査員や都道府県警察によっては、全く活用しないなどのバラつきもありました。そのバラつきが、今回の通達に至った背景にあるものと見られています。
なお、取締りの対象としては猥褻画像や児童ポルノを収録したDVDなどに加え、ネット上で他人のID、パスワード販売の行為も加えられています。
2007年01月30日 12:05

