2006/05/10

自主規制の重要性について [コラム]

 本年2月、社団法人青少年育成国民会議主催による「平成17年度青少年と社会環境に関する中央大会」が国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催され、「青少年と映像について」の分科会に出席しました。
 同分科会では、テレビ・ビデオ・ゲームソフト・コンピューターソフトの各業界から組織・活動に関する概要説明が行われた後、各県の青少年育成者代表による質疑討論が行われました。
 その中で、注目されたのは
  ・ 18歳以上を対象とするゲームソフトの購入調査結果で、中学・高校生の90%が「何らの注意を受けるけることなく購入できた。」と回答している。
  ・ テレビは、何の規制も無く、いつでも自由に好きな時に見ることができ,青 少年に見せたくない映像であっても、全くコントロールできない。
との発言がありました。これらは自主規制が如何に重要であるかを如実に示していると思います。
 また、これらに関連し、法規制をめぐる討議のなかで、「少年を保護するためには、米国並みに規制を強化すべきでは」との意見がありましたが、助言者の大学教授から「アメリカにおける少年を被害者とする犯罪は日本の約千倍もある」との事例を示し、「法規制については、国情の違いがあり、一律には論じられない難しい問題がある」とのコメントがありました。
 最後のまとめで、同教授は「各業界は、自主規制の効果が上がらないのは、アウトサイダーに問題があるとして安易に責任転嫁をしがちであるが、業界が真剣に自主規制を強めるならば、必ずや実効性につながることを理解かつ確信すべきである」と強く訴えたのが印象的でした。

2006年05月10日 10:10