2006/01/16

新春雑感 [コラム]

 昨年のアダルト業界を概観しますと、自主規制等をめぐり新たな審査団体等が設立されるなど業界の新たな流動化と業界再編制の兆候が感じられた年でした。まず、4月にはAV業界の老舗メーカーである「クリスタル映像」が業界最古の30数年の歴史をもち、つい最近まで業界唯一の審査団体として君臨してきた「日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)」を退会し、制作と販売の倫理基準を両輪とした「日本映像ソフト制作・販売倫理機構(制販倫)」を立ち上げました。
 また、平成15年12月、業界初の協同組合として経済産業省の認可を受け注目を浴びた「ビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合(VSIC)」が昨年5月、新たに検査業務を加えた他、8月には、セルメーカーを主体とする「メディア倫理協会(メデ倫)」がデジタル時代等技術変革の時代に対処することを目的に、
「コンテンツ・ソフト協同組合(CSA)」に改称し、同じく経済産業省の認可団体として発足するなど業界の分裂に拍車がかかりました。
 さて、本年の干支は昭和21年以来の「丙戌(ひのえいぬ)」の年にあたります。「丙」は太陽のように明らかに照らす状態で発展の反面、ひとつ間違えると
天国と地獄の関係にもなりやすい年と云われ、「戌」は万物が縮まる状態で、例年以上に謙虚さと精進が求められる年であるとのことです。
 今、乱立状態にあるAV業界の自主審査機関が統一され、信頼と権威が高まることは業界が等しく期待しているこだと思います。
 とりわけ、海賊版調査に従事している当会にとっては、活動の成果に直接係わる最大の関心事です。
 本年が業界にとって、地獄に反転することなく、統一の理想に向けた「一元化元年」になることを祈念する次第です。

2006年01月16日 14:49