2005/11/01
相次ぐ露天商の検挙に思う [コラム]
本年初頭から、大都市のターミナル周辺において、多数の露天商が人気映画等の海賊版DVDを販売している状況にあり、これら露天商にに対し当局は厳 しい取り組みを示しています。
これを裏付けるように、本年上半期における海賊版販売等の容疑での露天商の摘発件数は、8都府県40数件に及び、千葉県では海賊版DVDを密造していた工場にまで及んだようです。
これら露天商の出没場所は、当初の都心における繁華街から、比較的ローカルな地域商店街へと移り始めた傾向にあるようです。これら露天商の実態については的屋や背後に暴力団が介在している組織的背景があるものも確認されています。
検挙されたものには、全て有罪判決が言い渡されていますが、中でも特異だったのは、1月に逮捕された暴力団員の露天商のケースです。罰則が強化された改正著作権法の施行(本年1月1日)により、5月に懲役と罰金が併価された初の判決が下されています。
さらに強調したいのは、今回の露天商摘発の背景に、露天商の出現によって迷惑した商店街組合の「違法行為は許されない」との当局に対する粘り強い働きかけがあったとも言われていることです。この事例は露天商に限らず悪質業者の追放に何が重要であるかを端的に示したものといえるでしょう。
2005年11月01日 10:35

