2005/07/01

有害図書と自販機業者の動向 [コラム]

 有害図書への対処は、現在長野県を除く46都道府県が18歳未満への販売を条例で規制。同時に書店やコンビニなどの対面販売と異なる、つまり”誰もが買える自販機”を設置した場合の届け出を義務づけています。
 そんな背景の中、本年1月には有害図書を自販機に納入したアダルト雑誌の出版販売会社に対し、裁判所が求刑通り自販機の収納をめぐる過去最高額の1,300万円の罰金を命じた事例もあります。
 このような現状に対し、昨年来自販機業者は、
・ 18歳未満の者に対する自販機の設置場所内への立入りを禁止すると共に、遠隔操作のできるカメラ及びお客と対話できるマイクを取り付ける
・ 販売機に免許証などを入れる身分証明書の読み取り装置を設置する
などの措置を講じました。
 それに伴い、これらはあくまで対面販売であり、自販機ではないとの認識に基づき、一部業者から自販機の廃止届けが提出されています。

 これに対する各県の対応は
・ 他に比べ抵抗感がなく買える
・ モニタ画面では年齢認識が難しい
といった理由で、いまだ認めていないのが、大方の現状です。
 しかし、こうした新方式の自販機は「対面販売」といえるとの意見も強くあります
東京都など首都圏の8都県市では条例を改正し、遠隔装置付きであっても自販機である旨を明文化しました。
 このように、自販機をめぐる自治体と業者の綱引きは続いています。それだけに今後の動向が注目されます。

2005年07月01日 10:40